本屋大賞 2012年

    作 家 書籍名 表紙
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大 賞

510.0点
三浦 しをん 『舟を編む』

辞書という世界にのめり込んでいく主人公と言葉を愛する人々が辞書作りに情熱を注ぐ。
その完成に自らも立ち会っているような感覚・・。
情熱を捧げることのできるものに出会うことは羨ましく、素晴らしいことだ。

単行本

舟を編む

 
文庫本

舟を編む (光文社文庫)

 
電子書籍

舟を編む (光文社文庫)

 
2 位

355.5点
高野 和明 『ジェノサイド

創薬化学を専攻する大学院生・研人のもとに急死したはずの父から一通のメールが届く。
ウイルス研究者であった父の不可解な遺書の謎・・。
とてつもなく大きな世界観を著者の圧倒的な筆力で描かれたSF作品。

単行本

ジェノサイド

 
文庫本

ジェノサイド 上 (角川文庫)

ジェノサイド 下 (角川文庫)

電子書籍
   
3 位

324.0点
大島 真寿美 『ピエタ

18世紀のヴェネツィアが舞台。
ヴィヴァルディが指導していたピエタ慈善院にいる主人公の女性たちや周囲の人々の一生と交流・絆を瑞々しく描く。

単行本

ピエタ

 
文庫本

ピエタ (ポプラ文庫 日本文学)

  
電子書籍
   
4 位

265.0点
中田 永一 『くちびるに歌を

乙一先生の別名義作品である。
長崎県五島列島のある中学合唱部が舞台。
臨時の顧問がやってきてNコンと呼ばれるコンクールを目指すまでの部員の葛藤や団結を描く爽やかな青春小説。
2015年2月 新垣結衣さん主演で映画化された。

単行本

くちびるに歌を

 
文庫本

くちびるに歌を (小学館文庫)

  
電子書籍

くちびるに歌を

 
5 位

213.0点
小川 洋子 『人質の朗読会

南米で起きた反政府ゲリラによって拉致され死んだ8人の人質が印象に残った思い出を記し、それを互いに朗読し合う、深く心を打つ人生の物語を収めた連作短編集。

単行本

人質の朗読会

 
文庫本

人質の朗読会 (中公文庫)

  
電子書籍

人質の朗読会 (中公文庫)

 
6 位

208.0点
沼田 まほかる 『ユリゴコロ

ある一家で見つかった殺人に取り憑かれた猟奇的で生々しい告白を綴った手記「ユリゴコロ」。
予想外の不思議なストーリーに引きこまれていく作品。

単行本

ユリゴコロ

 
文庫本

ユリゴコロ (双葉文庫)

  
電子書籍

ユリゴコロ (双葉文庫)

 
7 位

173.5点
宮下 奈都 『誰かが足りない

「ハライ」というレストランで、たまたま居合わせた客の、それぞれの人生の物語を丹念に描く。
人生にとって何が大切なのか、再認識出来る短編集。

単行本

誰かが足りない

 
文庫本

誰かが足りない (双葉文庫)

  
電子書籍
    
8 位

153.0点
三上 延 ビブリア古書堂の事件手帖
 ―栞子さんと奇妙な客人たち』


古本屋「ビブリア古書堂」。
店主・栞子(しおりこ)は、美貌と並外れた古書に関する知識を持つが初対面の人間 とは口もきけない極度の人見知り。
古書にまつわる謎を、見てきたかのように解き明かしていく栞子。作中では実在する古書を扱っており、その本の売り上げ増や復刻など少なからず影響を与えている。

ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
単行本
   
文庫本
  
電子書籍
 
9 位

137.5点
万城目 学 『偉大なる、しゅららぼん

琵琶湖畔の街に住み続ける日出家と棗家は、湖の不思議な力を授かった一族。
高校入学を機に日出本家に来た涼介、本家の跡取り淡十郎、棗家の長男の棗広海が偶然同じクラスに・・。
奇想天外で壮大な学園SFで万城目ワールド全開の作品。


単行本
 
文庫本
  
電子書籍
 
10 位

72.0点
百田 尚樹 『プリズム』

資産家の息子の家庭教師を依頼された既婚女性・聡子と屋敷の離れに住んでいる解離性同一性障害の青年との恋。

単行本

プリズム

 
文庫本

プリズム (幻冬舎文庫)

 
電子書籍
   
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