直木賞 2013年 下半期

  作 家 書籍名 表紙
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受 賞 朝井 まかて 恋歌

樋口一葉の歌の師匠として知られる中島歌子は、明治の世に歌塾「萩の舎」を主宰していた。
幕末の時代に水戸藩に嫁ぎ翻弄されながら生きた歌子の、あまりに壮絶な人生の物語。

★★★★★★★★
単行本

恋歌

 
文庫本
   
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恋歌

 
受 賞 姫野 カオルコ 昭和の犬

昭和三十年代。滋賀県の南部に生まれ育った主人公の柏木イク。
イクの5歳から49歳までが語られている。
その時代をイクに寄り添うようにともに過ごした犬

イクという人物が出来上がっていく過程を巧くそして深く描いている。

★★★★★★★
単行本

昭和の犬

 
文庫本
   
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昭和の犬

 
候 補 伊東 潤 『王になろうとした男』

信長の周囲に集まった「毛利新助」「塙直政」「荒木村重」「津田信澄」「彌介」それぞれの数奇な運命を描く歴史短編集。
信長との出会いで己の人生を変えられていった男達が野心という視点で描かれており、歴史知識が無くても十分に楽しめる作品。

★★★★★★★★
単行本

王になろうとした男

 
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王になろうとした男

 
候 補 千早 茜 『あとかた』

結婚直前の不実や不倫も自分の身体を傷付けるのも、うまく言えないが全部同じ「怖いから」。
心や体に残る「あとかた」。忘れたくても忘れられないものを背負って自分に正直にいきることは難しい。
言葉にしたら消えてしまうかもしれない感情の奥底まで踏み込んで描いた痛くて優しい連作短編集。


★★★★★★★★
単行本

あとかた

 
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あとかた

 
候 補 万城目 学 『とっぴんぱらりの風太郎』

伊賀を追い出された“ニート忍者"風太郎。
風太郎の人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へ転がっていく。
長編だが、読後、もっと続きが読みたいと思うとても素晴らしい作品。

★★★★★★★★
単行本

とっぴんぱらりの風太郎

 
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とっぴんぱらりの風太郎

 
候 補 柚木 麻子 『伊藤くんA to E』

見た目はいいが、自己中心的な伊藤誠二郎、27歳。
こんな男のどこがいいのか。
5人の女性を振り回す、人を平気で傷付ける彼には苛立ちや不快さもありつつ、どこか惹きつけるものがある。
無神経な彼に彼女達が抱いてしまう恋心・・・

★★★★★★★
単行本

伊藤くん A to E

 
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