本屋大賞 2014年

    作 家 書籍名 表紙
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大 賞

366.5点
和田 竜 村上海賊の娘

第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。
信長との対立を深める大阪本願寺に海上からの支援を試みる村上海賊の破天荒な姫が現実、挫折、苦難の中で成長する姿を描く、史実を知らなくても、読み出したら止まらない作品。

単行本

村上海賊の娘 上巻

村上海賊の娘 下巻

文庫本
    
電子書籍

村上海賊の娘(上巻)

村上海賊の娘(下巻)

2 位

332.0点
木皿 泉 昨夜のカレー、明日のパン

一樹は7年前、25才という若さで若さで病に倒れてしまった。
一樹が亡くなった後も同居生活を続けている嫁と一樹の父との奇妙な共同生活を描く連作短編集。

単行本

昨夜のカレー、明日のパン

 
文庫本
       
電子書籍

昨夜のカレー、明日のパン

  
3 位

299.0点
辻村 深月 島はぼくらと

島に住む朱里、衣花、源樹、新。
4人の高校生のそれぞれが内に秘めた思いと一人一人の個性とバランスが上手く調和された青春時代を思出す作品。

単行本

島はぼくらと

 
文庫本
     
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島はぼくらと

 
4 位

274.5点
岩城 けい さようなら、オレンジ

アフリカから逃れてきた難民・サリマは、夫に逃げられ、言葉の分からない異国の地で、夫について渡豪した日本人女性との出会う。
在豪二十年の著者の経験あってこその深く心に沁みる作品。

単行本
 
文庫本
  
電子書籍
 
5 位

267.5点
万城目 学 とっぴんぱらりの風太郎

伊賀を追い出された“ニート忍者"風太郎の人生、忍び達が背負った運命を描く万城目先生の作品の中では珍しく真面目な作品。
長編だが、読後、もっと続きが読みたいと思うとても素晴らしい作品。

単行本

とっぴんぱらりの風太郎

 
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とっぴんぱらりの風太郎

 
6 位

243.0点
長岡 弘樹 『教場』

教場とは、警察学校における「クラス」のこと。
優秀な警察官を育てるためではなく、適性のない者をふるいにかけて落とす所なのである。
観察力に長けた教官が生徒達が抱いたよこしまな思惑を暴いていくミステリ作品。

単行本

教場

 
文庫本
       
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7 位

221.0点
柚木 麻子 ランチのアッコちゃん

読むと元気が出て、前向きに頑張ろうと思える食をテーマにした素晴らしい作品。

単行本

ランチのアッコちゃん

 
文庫本

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

  
電子書籍

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

  
8 位

213.5点
いとう せいこう 想像ラジオ

東日本大震災、死者の想いが聴く者の想像の中だけでオンエアされる、想像すれば聞こえるラジオ。
亡くなった人が傍に居るように思える読めば涙が止まらない作品。

単行本

想像ラジオ

 
文庫本

想像ラジオ

  
電子書籍
   
9 位

156.0点
森見 登美彦 聖なる怠け者の冒険

森見先生の面白くて素敵な世界観。
怠け者の小和田君が京都を舞台に冒険する何とも楽しい作品。

単行本

聖なる怠け者の冒険

挿絵集

聖なる怠け者の冒険 挿絵集

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聖なる怠け者の冒険

挿絵集

聖なる怠け者の冒険【挿絵集】

10 位

136.0点
中村 文則 去年の冬、きみと別れ

ノンフィクション作品としの刊行を出版社から依頼され、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行くライター。
何かを隠し続ける被告・・・・。
著者独特の文章表現に惹きつけられる者も多い。

単行本

去年の冬、きみと別れ

 
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去年の冬、きみと別れ

  
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