芥川賞 2014年 上半期

  作 家 書籍名 表紙
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受 賞 柴崎 友香 春の庭

取り壊しが決まっている古いアパートに越してきた離婚歴のある美容師の太郎。
そのアパートの2階に住む漫画家の女性は、隣の洋館をを覗いていた。
昔の写真集『春の庭』で見つけたその洋館に興味を持ち移ってきたのだ。
太郎は女が、塀を乗り越え、隣の家の敷地に侵入しようとしているのを目撃する・・・

★★★★★★
単行本

春の庭

 
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春の庭

 
候 補 戌井 昭人 『どろにやいと』

主人公はお灸を売りながら全国を歩きまわる行商人。
亡き父が開発し、遺した万病に効くお灸「天祐子霊草麻王」を行商する。
父が遺した顧客名簿を頼りに、北国の山奥にある志目掛村にやってきたが、バスに乗り遅れこの村で一泊することになるのだが・・・・

★★★★★★★
単行本

どろにやいと

 
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どろにやいと

 
候 補 小林 エリカ 『マダム・キュリーと朝食を』

放射能の光が見える猫、放射能の声が聞ける少女の祖母。猫と少女の視点から放射能問題を描く。

単行本

マダム・キュリーと朝食を

 
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電子書籍
 
候 補 羽田 圭介 『メタモルフォシス』

SMクラブの女王様とのプレイを重ね、マゾヒズムの快楽を追求する証券会社勤務のサトウの試みを描く。
男が見たものは何か?

★★★★★★
単行本

メタモルフォシス

 
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メタモルフォシス

 
候 補 横山 悠太 『吾輩ハ猫ニナル』

日中混血の少年・カケルは親元を離れ日々を徒然に暮らしている。
ある日、ビザ更新のために日本に行くことになり、一人旅のすえに辿り着いたのはオタクの聖地・秋葉原。
日本語と中国語を混ぜた斬新な文章で少年の成長を描く。

★★★★★★
単行本

吾輩ハ猫ニナル

 
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吾輩ハ猫ニナル

 
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