本屋大賞 2004年

    作 家 書籍名 表紙
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大 賞

202点
小川 洋子 『博士の愛した数式』

事故により脳が損傷し、元数学者「博士」の記憶は80分しか持続しなくなってしまった。
家政婦として博士の家に派遣された・私とその息子・ルートの心のふれあいを美しい数式と共に描いた作品。

★★★★★★★★★
単行本

博士の愛した数式

 
文庫本

博士の愛した数式 (新潮文庫)

 
電子書籍

博士の愛した数式 (新潮文庫)

 
2 位

148点
横山 秀夫 クライマーズ・ハイ』

舞台は群馬県の架空の新聞社。
著者が遭遇した未曾有の大事故「日本航空123便墜落事故」を題材として、全権デスクに任じられた主人公の目を通して、遭遇した記者達の死闘を描いている。

★★★★★★★★
単行本

クライマーズ・ハイ

 
文庫本

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

 
電子書籍

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

 
3 位

111点
伊坂 幸太郎 アヒルと鴨のコインロッカー』

大学入学のために引っ越してきたが、美少年から「一緒に本屋を襲撃しないか」と誘われる。
彼の標的は「たった一冊の広辞苑」。
大学生・椎名の現在と琴美という女性の2年前の物語が同時に描かれる。
現在の本屋襲撃と2年前の事件とが次第につながっていき交互に展開されていく

★★★★★★★★
単行本

アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)

 
文庫本

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

 
電子書籍

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

 
4 位

109点
森 絵都 『永遠の出口

紀子は、どこにでもいる普通の少女。
グレかかったりしながらも、成長していく10歳から18歳までの揺れ動く少女の思春期の様子を描いている。

★★★★★★★★
単行本

永遠の出口

 
文庫本

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

 
電子書籍

永遠の出口 (集英社文庫)

 
5 位

99点
伊坂 幸太郎 『重力ピエロ

仙台の街で起こる連続放火事件。
過去の辛い記憶を抱える兄・泉水と弟・春の兄弟は、事件に興味を持ち謎解きに乗り出す。
謎解きに乗り出した兄弟が直面する真実とは・・・
兄弟、親子4人の互いを思いやる強い絆が描かれている。

★★★★★★★
単行本

重力ピエロ

 
文庫本

重力ピエロ (新潮文庫)

 
電子書籍

重力ピエロ (新潮文庫)

 
6 位

76点
石田 衣良 『4TEEN

連作短編小説。
中学2年生の少年4人が友情、恋、性、暴力、病気、死など出会ったすべてに対して精一杯に成長してゆくストーリー。
続編に本作の2年後を描いた『6TEEN』がある。

★★★★★★
単行本

4TEEN

 
文庫本

4TEEN (新潮文庫)

 
電子書籍

4TEEN(新潮文庫)

 
7 位

54点
よしもと ばなな デッドエンドの思い出』

人の心の中には時が流れても忘れ得ぬ、かけがえのない宝がいくつ眠っているのだろう。その一つ一つを鮮やかに描いた傑作短篇集。
よしもとがあとがきで「これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好き」と語るように、人間の関係や人との出会いのタイミングなどを、5つの短編によってリアルに描いている。

★★★★★★★
単行本

デッドエンドの思い出

 
文庫本

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

 
電子書籍
   
8 位

51点
福井 晴敏
終戦のローレライ』

架空の戦記小説。
2002年、講談社より単行本が発売され、2005年に文庫化。その後『月刊アフタヌーン』(講談社)2005年3月号より、脚色:長崎尚志、作画:虎哉孝征で漫画版が連載され、同じく2005年に『ローレライ』として映画化された。

★★★★★★★★
単行本

終戦のローレライ 上

終戦のローレライ 下

文庫本

終戦のローレライ(1) (講談社文庫)

終戦のローレライ(2) (講談社文庫)

終戦のローレライ(3) (講談社文庫)

終戦のローレライ(4) (講談社文庫)

電子書籍

終戦のローレライ(1) (講談社文庫)

終戦のローレライ(2) (講談社文庫)

終戦のローレライ(3) (講談社文庫)

終戦のローレライ(4) 終戦のローレライシリーズ (講談社文庫)

9 位

38点
京極 夏彦
陰摩羅鬼の瑕』

京極夏彦の長編推理小説・妖怪小説。百鬼夜行シリーズ第8弾。

★★★★★★
単行本 ノベルス

陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)

 
文庫本

文庫版 陰摩羅鬼の瑕 (講談社文庫)

 
電子書籍

陰摩羅鬼の瑕(1)【電子百鬼夜行】

陰摩羅鬼の瑕(2)【電子百鬼夜行】

陰摩羅鬼の瑕(3)【電子百鬼夜行】

 
10 位

38点
矢作 俊彦
『ららら科學の子

学生運動で殺人未遂に問われ、中国に密航した。文化大革命、下放を経て30年ぶりに帰還した彼は一体、東京に何を見たのか。幼くして別れた妹の行方は?不思議な女子高生と出会い・・・

★★★★★★★
単行本

ららら科學の子

 
文庫本

ららら科學の子 (文春文庫)

 
電子書籍
   
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