芥川賞 2009年 上半期

  作 家 書籍名 表紙
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受 賞 磯崎 憲一郎 終の住処

30歳過ぎで結婚
2歳の子と妻と3人で遊園地に行き、帰宅して些細なことから妻は口を閉ざし、夫婦の会話は11年途絶える。
妻を理解出来ない夫。そして妻以外の女性との関係に走る。
結婚生活とはいったい何なのか。

★★★★★★
単行本

終の住処

 
文庫本

終の住処 (新潮文庫)

 
電子書籍

終の住処(新潮文庫)

 
候 補 戌井 昭人 『まずいスープ』

パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」の鬼才が放つ新潮流小説。
人間のダメなところやマズイところが凝縮され、リアルな登場人物で描く。

★★★★★★
単行本

まずいスープ

 
文庫本

まずいスープ (新潮文庫)

 
電子書籍
   
候 補 シリン・ネザマフィ 『白い紙』

文學界新人賞受賞作の「白い紙」と留学生文学賞受賞作「サラム」の傑作2作。
「白い紙」はイラン・イラク戦争下の、主人公の少女と少年の淡い恋愛を描いている。
「サラム」は、難民申請を行う弁護士と通訳とアフガン内戦で来日した少女との交流を描いている。

★★★★★★★★★
単行本

白い紙/サラム

 
文庫本
   
電子書籍
   
候 補 藤野 可織 『いけにえ』

中年主婦と双子の悪魔の狂気と正気が微妙にずれてる感じを描いた。
「パトロネ」「いけにえ」の2作を収録。

★★★★★★
単行本

パトロネ

 
単行本

パトロネ (集英社文庫)

 
電子書籍

パトロネ (集英社文芸単行本)

 
候 補 松波 太郎 『よもぎ学園高等学校蹴球部』

落ちこぼれの高校サッカー部員達にせめて一勝をあげさせたい熱血女教師。
強豪高校と対戦する様子を描いたスポ根小説。

★★★★★★★★
単行本

よもぎ学園高等学校蹴球部

 
文庫本
   
電子書籍
   
候 補 本谷 有希子 『あの子の考えることは変』

ルームシェアするおっぱいだけが取り柄の巡谷とかたずけられない系の汚い日田という23歳の女性の友情小説。

★★★★★★★
単行本

あの子の考えることは変

 
文庫本

あの子の考えることは変 (講談社文庫)

 
電子書籍
   
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