すばる文学賞

集英社さんが主催する純文学の公募新人文学賞。 
    作 家 書籍名 表紙
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2014

第38回
足立 陽 『島と人類』

裸体主義であり、自身もヌーディストの大学教授で人類学者の河鍋未来夫は、信奉者たちとある「島」に向かう。
そこで人類に関する壮大な計画を企てていた。

単行本

島と人類

 
文庫本
   
電子書籍

島と人類 (集英社文芸単行本)

 
上村 亮平 『みずうみのほうへ』

父と二人で暮らす少年は、7歳の誕生日に父と2人でフェリー旅をした夜、父が姿を消した。。
親戚に引き取られ大人になった少年はかつて船の甲板で父と遊んだゲームに出てきた男・サイモンにそっくりの人物に出会う。

単行本

みずうみのほうへ

 
文庫本
   
電子書籍

みずうみのほうへ (集英社文芸単行本)

 
2013

第37回
奥田 亜希子 『左目に映る星』

小学生の時に出会った自分と同じ片目が近眼で乱視の少年・吉住を忘れられないまま大人になった26歳の早季子。
ある飲み会で片目が近視で乱視の同僚がいるという話題になり、アイドルオタク宮内の存在を知る・・・。

単行本

左目に映る星

 
文庫本
   
電子書籍

左目に映る星 (集英社文芸単行本)

 
金城 孝祐 『教授と少女と錬金術師』

育毛と油脂の研究をしている教授の手伝いをすることになる薬学部五年の久野。
乾性油によって人を魅了する永田、特殊能力を持つ中学生・荻、謎の錬金術師との出会い。

単行本

教授と少女と錬金術師

 
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電子書籍

教授と少女と錬金術師 (集英社文芸単行本)

 
2012

第36回
新庄 耕 『狭小邸宅』

不動産会社に就職した営業マンの売上という結果でしか評価されない厳しい世界で突然の移動、一人の寡黙な課長との出会い。
一つの物件を売ったことで徐々に認められ、営業の要諦を叩き込まれていく・・。
若者が仕事に行き詰った時におすすめの作品。
単行本

狭小邸宅

 
文庫本

狭小邸宅 (集英社文庫)

 
電子書籍

狭小邸宅 (集英社文庫)

 
高橋 陽子 『黄金の庭』

黄金町という不思議な町に引っ越してきた青奈と那津男。
彼らを取り巻く環境が何とも暖かくやさしく、ちょぴりファンタジーな作品。

単行本

黄金の庭

 
文庫本
   
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黄金の庭 (集英社文芸単行本)

 
2011

第35回
澤西 祐典 『フラミンゴの村』

19世紀末のベルギーで農夫の妻がある日、突然、フラミンゴになった?
独特のアプローチで仮想世界を描いた作品。

単行本

フラミンゴの村

 
文庫本
   
電子書籍
   
2010

第34回
米田 夕歌里 『トロンプルイユの星』

イベント事務所で働くサトミのまわりで、異変が起きはじめ、次々と何かが消えていき、はじめから「無かった」ことになっていくという世界観の描き方は面白いが、とても切ない物語。

単行本

トロンプルイユの星

 
文庫本
   
電子書籍
   
2009

第33回
木村 友祐 『海猫ツリーハウス』

デザイナーを目指しながら実家の農業を手伝う25歳の亮介にツリーハウスを作り続ける米屋の親方、そして帰京した自称舞踊家の兄。
3人の物語。

単行本

海猫ツリーハウス

 
文庫本
   
電子書籍
   
2008

第32回
天埜 裕文 『灰色猫のフィルム』

母親を包丁で刺し殺した少年が家を出てホームレスとなる。
ニュースでは警察が行方不明の長男を追っていると・・・。
寂しく、切ない物語。
単行本

灰色猫のフィルム

 
文庫本
   
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2007

第31回
原田 ひ香 『はじまらないティータイム』

生活環境や立場が違う4人の女性たちが、妊娠、離婚、結婚をめぐり繰り広げる現実感のあるエピソード。

単行本

はじまらないティータイム

 
文庫本
   
電子書籍

はじまらないティータイム

 
墨谷 渉 『パワー系181』

完璧なスリーパーホールドを男に極めたいという願望を持つ身長180cmを超える女”リカ”。
SMとも風俗ともいえない独特なプレイを行うサロンに来る少し変わった性癖を持つ男たち。
求めるエクスタシーの形は人それそれ・・・。

単行本

パワー系181

 
文庫本
   
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2006

第30回
瀬戸 良枝 『幻をなぐる』

理想の男との奇跡的な関係のあと、その男を忘れるために体を鍛え、自慰に励む。

単行本

幻をなぐる

 
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2005

第29回
高瀬 ちひろ 『踊るナマズ』

祖母、母、娘へと語り継がれるエロティックなナマズ伝説。
弥生と一真の幼い二人の恋心。
読後感が非常に爽やな新人とは思えない作品。

単行本

踊るナマズ

 
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2004

第28回
朝倉 祐弥 『白の咆哮』

現代に誕生した二つの熱狂の興亡を、圧倒的なスケールで描く。
北陸に踊りによる意識の共有を目指した「土踊り」
九州に自給自足をモットーとする小さな自営集団「入植者」と呼ばれる集団が表れる。
過去の新人賞受賞作とは一線を画している純文学の本格派。

単行本

白の咆哮

 
文庫本
   
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中島 たい子 『漢方小説』

主人公が抱える問題は原因不明の体調不良。
行き着いた先は漢方診療所。
血液検査、尿検査、レントゲン撮影をしても「異常ありません」と西洋医学で原因不明と軽くあしらわれる世の中の病気も多くはこれではないかと考える。
医療機関での素朴な疑問が目白押しで、現代医師たちにも読んでほしい一冊。

単行本

漢方小説

 
文庫本

漢方小説 (集英社文庫 な 45-1)

 
電子書籍

漢方小説 (集英社文庫)

 

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