開高健ノンフィクション賞

集英社主催、一ツ橋綜合財団後援による作家の開高健さんを記念して作られた未発表もしくは未刊行の作品を対象にした文学賞。
    作 家 書籍名 表紙
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2014

第12回
田原 牧 『ジャスミンの残り香−「アラブの春」が変えたもの』

三十年近くにわたり、アラブ世界を取材した著者だからこそ描ける、アラブの春の記録。
著者のエジプトおよび周辺国での情報収集の深さ・分析力・表現力の高さに加え、反原発と結び付けるユニークな視点はすばらしい。

単行本

ジャスミンの残り香 ──「アラブの春」が変えたもの

 
文庫本
   
電子書籍

ジャスミンの残り香 ――「アラブの春」が変えたもの

 
2013

第11回
黒川 祥子 『誕生日を知らない女の子 虐待─その後の子どもたち』

被虐待児が心に受けた傷と、後遺症に対する後遺症。
それは虐待の連鎖をも生む。
こんな現実があるということを是非知ってもらいたい。


単行本

誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

 
文庫本
   
電子書籍

誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち (集英社学芸単行本)

 
2012

第10回
佐々 涼子 『エンジェルフライト─国際霊柩送還士─』

国境を越えて亡くなった方の遺体に一生懸命に処置を施し、生前の姿のまま家族のもとへ送り届けるのが国際霊柩送還士の仕事。
そのプロフェショナルで妥協のない取り組み姿勢に感動する。

単行本

エンジェルフライト 国際霊柩送還士

 
文庫本

エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (集英社文庫)

 
電子書籍

エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (集英社文庫)

 
2011

第9回
水谷 竹秀 『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』

フィリピンクラブで若いフィリピン女性と出合い、フィリピンへ逃避行、そして一文無しのホームレス生活を送り、近隣住民に食事を分けてもらいながら生き延びている困窮邦人。
いろいろと考えさせられる作品。

単行本

日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」

 
文庫本

日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」 (集英社文庫)

  
電子書籍

日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」 (集英社文庫)

 
2010

第8回
角幡 唯介 『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』

空白の5マイルを目指した探検。
チベットの奥地にある世界最大の渓谷ツアンポーの奥地にあると噂される幻の大滝。
大滝がこの5マイルに実在するのか・・・・。
筆者の冒険物語は非常に興味深い。

単行本

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

文庫本

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫)

電子書籍

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫)

2009

第7回
中村 安希 『インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸 684日』

著者は26歳の時に、バックパッカーとしてユーラシア・アフリカ大陸47か国を2年間かけて旅した。
684日の旅の中で、人間社会の闇と希望を発見していく、大変読み応えのある旅行記。

単行本

インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日

 
文庫本

インパラの朝―ユーラシア・アフリカ大陸684日 (集英社文庫)

 
電子書籍
   
2008

第6回
石川 直樹 『最後の冒険家』

太平洋を熱気球で単独横断中に消息を絶った冒険家、神田道夫さんについてのノンフィクション。
過去に共に太平洋を横断した著者だからこそ伝えることが出来る思いが込められた作品。

単行本

最後の冒険家

 
文庫本

最後の冒険家 (集英社文庫)

 
電子書籍
   
2007

第5回
志治 美世子 『ねじれ 医療の光と影を越えて』

医療現場の問題点を患者側と医師側の其々の立場から分かりやすく描く。

単行本

ねじれ 医療の光と影を越えて

 
文庫本
   
電子書籍
   
2006

第4回
伊東 乾 『さよなら、サイレント・ネイビー−地下鉄に乗った同級生』

オウム事件に関する本
「地下鉄に乗った同級生」というのは、地下鉄サリン事件の実行犯である豊田亨。
東大物理学科で同級生だった著者が、なぜ彼が地下鉄にサリンを撤かねばならなかったのかについて迫る。

単行本

さよなら、サイレント・ネイビー―地下鉄に乗った同級生

 
文庫本

さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生 (集英社文庫)

 
電子書籍
   
2005

第3回
藤原 章生 『絵はがきにされた少年』

著者がアフリカでの特派員時代の取材をもとにしたエッセイ集。
現地の人の気持ちをしっかりと理解している著者が伝えてくれる「現地の人の声」は、平和な国に暮らす我々には新鮮に強く心に響くことだろう。

単行本

絵はがきにされた少年

 
文庫本

絵はがきにされた少年 (集英社文庫)

 
電子書籍
   
2004

第2回
廣川 まさき 『ウーマン アローン』

若い女性がたった一人でユーコン河にカヌーを浮かべる。
アラスカの大自然の中での命にかかわるほどの危険を覚悟しての勇気ある体験記に脱帽する。

単行本

ウーマンアローン

 
文庫本
 
電子書籍

ウーマン アローン (集英社学芸単行本)

 
2003

第1回
平岡 泰博 『虎山へ』

ロシアの極寒地で、まだ誰も撮影したことのない絶滅寸前のシベリアタイガーを撮影するため、虎の住む山にテレビ局カメラマンである著者が挑む。

単行本

虎山へ

 
文庫本
   
電子書籍
   

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